黒川雅之

黒川雅之Masayuki Kurokawa

建築家/プロダクトデザイナー

プロフィール

名古屋工業大学、早稲田大学理工科大学院、博士課程を修了。建築設計から工業化建築、プロダクトデザイン、インテリアデザインと広い領域を総合的に考える立場をとり続けている。現在ではそれらを総合する理論として「物学」を主張して物学研究会を主宰し、デザイナーの創造活動を支援するウェブサイトとしてデザイントープをも運営して、創作活動だけではなく、国際デザインコンペの主催等のデザイナー支援の活動をもしている。そして、2007年4月には株式会社Kを設立して自分のデザインした作品を中心に製造するプロダクションを開始した。これによって「創作の場としての黒川雅之建築設計事務所」と「情報システムとしてのデザイントープ」と「交流と研究の場としての物学研究会」と「製造と販売の場としての株式会社K」のリンクし合う四つの組織のKシステムが完成した。金沢美術工芸大学において芸術博士学位取得。復旦大学上海視覚芸術学院客員教授。

デザインに対する想い

底知れぬ深い世界が広がっている。生き物の生命の証し、とでもいうべきものがそこにはある。それ程にデザインという行為は命あるものの根源的な行動である。心の叫びでもあり、寂しがりやの本能的な反応でもあり、美への希求であったりもする。
「デザインをする」というより、「デザインをしてしまう」のが本来のデザインである。人が息をするように人はデザインをしている。
デザインという行為は芸術がそうであるように結局は「告白」であり、「問い」である。物であったり、空間であったり、事業であったり、仕掛であったり、瞬間的な出来事であったり、人が人に、素材に、宇宙に、命を刻印することである。

代表作品

  • 2007|T-FRAME

  • 2011|IRONY

  • 2005|SUKI

  • 2003|KIRI

  • 1973|GOM灰皿

  • 1996|カオス

  • 2002|蛍=BETWEEN

  • 2007|METAPH

  • 1999|ブッタ

  • 1991|P+G

  • 2003|S邸

  • 1998|パロマプラザ

  • 2000|風と光の塔

  • 2006|花影

  • 1990|美和ロック玉城工場