喜多俊之

喜多俊之Toshiyuki Kita

デザイナー

プロフィール

イタリアやドイツ、日本などのメーカーから家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るデザインで多くのヒット製品を生む。作品の多くがニューヨーク近代美術館など、世界各地のミュージアムに永久収蔵されている。シンガポール、タイ、中国などにおいてデザイン活性化の政府顧問を務める。「日本・グッドデザイン賞」審査委員長など、国内外のデザイン産業の要職を歴任。日本の伝統工芸、地場産業の活性化にも携わり多方面で活躍する。2011年、イタリア「黄金コンパス賞(国際功労賞)」受賞。2016年には同賞の国際審査員を務める。2017年、イタリア共和国より「イタリア共和国功労勲章コンメンダトーレ」受勲。2018年、特許庁長官より「知財功労賞」受賞。
大阪芸術大学教授。
著書:「デザインの力」、「地場産業+デザイン」、「デザインの探険」などがある。

デザインに対する想い

デザインは機能性や安全性、経済性やエコロジー、といったいろいろな要素の交差点に位置している言葉です。その交差点でどれをチョイスするかという役割をデザイナーは持っています。デザインは調和でありバランスなのです。今、改めて自然と人類の共生や暮らしのために、デザインの果たす役割は大変重要なものとして捉えられています。これからもっと、デザインは人々の生活や産業経済の発展に大きな役割を果たそうとしています。ヨーロッパはじめ、アジアの国々が、デザインをこれからの新しい資源と位置づけ、急速に成果を上げ始めています。そしてますますこれからの産業経済・生活を支えるオリジナリティーの高いものづくりと、ハイセンスな感性ということがキーワードとなるでしょう。

代表作品

  • 2003|HANA|ARITA nanakura

  • 1991|Two Points Watch|MIZ

  • 1986|Ceremony Space|OHMUKAI-KOSYUDO

  • 2005|TOK|STOKKE

  • 2001|AQUOS C1|SHARP

  • 2006|RIZO|ZOJIRUSHI

  • 1971|TAKO|stile LIFE

  • 2007|Saruyama Isrand|MOROSO

  • 1980|WINK|Cassina

  • 2005|XELA|Nihon Yoshokki K.K.