この度、日本デザインコミッティーでは、2019年の正月を飾る企画展のテーマは、「掛け軸」です。
掛け軸は、中国の仏教の伝来とともに日本に伝わりましたが、日本人の高い美意識によって、美しい掛け軸が多彩に作られてきました。墨跡や日本画をより輝かせるための表具の工夫には、現代のデザインに通じる要素が多く含まれています。
本企画では、日本デザインコミッティーのメンバーが、それぞれの手法で描いた原画を掛け軸に仕立てました。作品と表具のバランスは、デザイナーならではのもので、どの作品にも各メンバーの個性が光っていて、本展の見どころでもあります。
また、展示された掛け軸を販売いたします。これも展覧会の楽しみになっております。ぜひご高覧いただきたく存じます。
展覧会概略
- 第750回デザインギャラリー1953企画展「掛け軸の楽しみ」
- 会期:2018年12月27日(木)〜2019年1月21日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一史
- 参加者:原研哉、平野敬子、伊藤隆道、柏木博、川上元美、喜多俊之、北川原温、小泉誠、隈研吾、黒川雅之、松本哲夫、松永真、面出薫、三谷龍二、永井一史、永井一正、内藤廣、新見隆、佐藤卓、須藤玲子、鈴木康広、田中俊行
◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。
作品の入札は、1月21日(月)17時にて終了いたしました。