永井一史

永井一史Kazufumi Nagai

アートディレクター

プロフィール

1961年生まれ。1985年多摩美術大学卒業後、(株)博報堂入社。
2003年、(株)HAKUHODO DESIGNを設立。
2007年、デザインを通じた社会的課題の解決に取り組む、+designプロジェクトを立ち上げる。2008-11年、雑誌『広告』編集長。
毎日デザイン賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど受賞多数。

デザインに対する想い

太古から器や道具をつくるなど人が目的を持って考え、かたちにしていく行為はすべてデザインと捉えることができる。すなわち、人がこの地球に理性を持った存在として誕生し、自然の中から自らを立ち上げ、人間を人間たらしめていくこと。デザインとは、人が人として存在していく意味を希求し続ける行為に他ならない。
近代、デザインは発展する社会や産業からの要請としてその職能を分化しながら高度に発達、洗練させてきた。そこから生まれた暮らしの中の美を更新していくという使命はこれからもその意義を決して失うことはないだろう。しかし、社会が複雑化し、ますます混迷を深めていく現代において、偏在する多くの課題に人間の知恵や叡智でどう乗り越えていくのか。そこにこそ、デザインという方法論のこれからの大きな役割と可能性があるのだと思う。

代表作品

  • 2004|サントリー 伊右衛門

  • 2012|help mark

  • 2003|REGAL REGAL

  • 2013|六耀社 永井一正ポスター美術館

  • 2001|KKK

  • 2007|資生堂 企業広告

  • 1999|WWF

  • 2011|できますゼッケン

  • 2006|森ビル 表参道ヒルズ