店主口上
ポストコロナの時代に求められる、「新しい生活」のためのプロダクツを選定した。
はじまりは、東日本大震災後に我々の考えに賛同して頂いたデザイナーや職人たちと始めたEast Japan Projectである。コロナは都市の中に閉じ込められることの危険を教えてくれた。東北の職人との縁を生かした、「新しい生活」をふみ出すための道具を少しずつ揃えていきたい。
銀座目利き百貨街「クマヤ」
- 店主:隈研吾
- 会場:松屋銀座 7階 デザインコレクション
- 期間:2020年8月5日(水)― 9月1日(火) 最終日午後7時閉場
◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。
「銀座目利き百貨街」について
きれいに足並みを揃える「製品」然としたものよりも、広い世界から個性的な店主の手でつかみ取ってきた逸品を見たい。評価の定まったものよりも、選者のふるいの目の独自性を尊重し、さらに自分の眼をくぐらせて価値を判定したい。世の中のそんな気分に呼応するように、過去三回に渡って開催された「銀座目利き百貨街」が、ご好評にお応えして再び登場。日本デザインコミッティーの会員が交代で店主となり2年間次々と展開します。「目利き」は真贋を判定するアカデミックな鑑定眼という意ではなく、個性的な仕事をしている店主ひとりひとりの目を活かして、ここでしか出会えない商品を選定している点に由来しています。