この度、日本デザインコミッティーでは、第796回デザインギャラリー1953企画展として、
「結城紬の仕事 作ること整えること」を開催いたします。
結城紬は糸つむぎから機織りに至るまで古来の技法が多く受け継がれている、日本を代表する絹織物です。やわらかく空気を含んだ肌触りと、時を経るごとに増す風合いは、多くの着物愛好家に愛されてきました。
結城紬を作る職人は、たえずなにかを整えています。作ることと整えることの間には、ほとんど区別がないように見えます。ズレやムラを味わいとして評価されることの多い手仕事ですが、本展では、ものづくりにおける「整えること」に焦点をあてて、結城紬の仕事を紹介します。手仕事とはどういう仕事なのか、考え直す機会になることを願っています。ぜひご高覧ください。
合わせて、結城紬の古布をまとめた「結城紬の見本帖」(山口信博デザイン、新島龍彦造本)を展示いたします。
展覧会担当 須藤玲子からのメッセージ
結城紬は、茨城県結城市を中心につくられる絹織物です。その歴史は古く、奈良時代以前にまでさかのぼると言われています。繭を引き延ばした真綿(まわた)から手でつむいだ糸を撚らずに織り上げる全ての工程に、手仕事の文化が蓄積されています。過剰過ぎない織文様から放たれる美しい色彩、洗練された中に余韻漂うデザインには、結城紬の歴史が凝縮された技があります。
展覧会概略
- タイトル:第796回デザインギャラリー1953企画展「結城紬の仕事 作ることと整えること」
- 会期:2025年12月27日(土)-2026年2月16日(月) 最終日午後5時閉場・入場無料
※営業日・営業時間の詳細は松屋ウェブサイトをご覧ください - 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
〒104-8130東京都中央区銀座3-6-1 電話03-3567-1211(代表) - 主催:日本デザインコミッティー
- 企画・協賛:奥順株式会社
- 協力:山口デザイン事務所、浅生ハルミン、鈴木静華、有限会社篠原紙工、
株式会社アブストラクトエンジン、外山織物、株式会社布 - 展覧会担当:須藤玲子
奥順
1907年(明治40年)創業。結城紬の産地製造問屋として、図案制作、機屋への発注と仕入、流通を担ってきました。原料である糸の確保、反物の最終仕上げである湯通し(糊抜き)も自社で手がけています。また資料館を含む観光施設の運営、ショールをはじめとする新商品の開発など、結城紬を広く伝えるための事業を展開しています。
デザインサロントーク
会期中、関係者によるデザインサロントークを予定しております。
詳細につきましては、当ウェブサイト、snsにてご案内いたします。
関連物販
本展にて展示する「結城紬の見本帖」を予約販売いたします。
(山口信博デザイン、新島龍彦造本、限定40部)
また、展覧会開催中「結城紬のショール」を販売いたします。
会期:2月4日(水)―10日(火)最終日午後6時まで
会場:デザインコレクションイベントスペース

