この度、日本デザインコミッティーでは、第726回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「伝統の未来|07|旅館『もてなしのかたち』」を開催いたします。
日本デザインコミッティーは、60年に亘る活動の中で、さまざまなデザインにフォーカスし、展覧会や生活のための商品を通して、良いデザインとは何なのか、という課題を追求し続けてまいりました。日本の文化の本質を探ることも活動の一環であり、機会があるごとに伝えてまいりました。日本の文化や観光が外国人に多く賛同されるようになった今、私どもの継続してきた活動はさらに重要性を増したように思われます。
2016年秋、松屋銀座8階のイベントスクエアにおきまして、日本の文化の実力や可能性を探る展覧会企画「伝統の未来」を展開いたします。それに伴い、7階のデザインギャラリー1953におきましても日本の優れたデザインや伝統、文化、産業などをテーマにする展覧会企画を連続して展開いたします。
その第7回目の企画展として、アートディレクターの永井一史監修による「旅館」をテーマにした「もてなしのかたち」を開催いたします。
旅館は、非日常を豊かに過ごす空間ですが、そこには世界中を見ても類稀なホスピタリティーの仕組があります。心をつくした料理や美しい室礼など、日本の美意識が育んだ独特の文化があります。今回の企画展では、3つの旅館に焦点を当てますが、もてなしの中心にいる「女将」という存在を通し、「もてなしのかたち」とは、一体どのようなものなのかを検証してゆきます。
展覧会概略
- タイトル:第726回デザインギャラリー1953企画展
「伝統の未来|07|旅館『もてなしのかたち』」 - 会期:2016年7月20日(水)〜8月15日(月)午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一史
- 協力旅館
1:雅叙苑・鹿児島
2:鶴の湯・秋田
3:べにや無何有・石川