この度、日本デザインコミッティーでは、第708回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「海・空・都市のデザイン」をメンバーでグラフィックデザイナーの原研哉、ディレクションの元、開催いたします。
大半が山林に覆われ、豊富な海岸線を持ち、穏やかな四季に恵まれた国土。緻密、丁寧、繊細、清潔に出来上がり、高度なサービス文化に満ちた都市。これらに潜在する価値を見据え、世界から人々を招くに相応しい情報アーキテクチャーや、画期的な移動インフラの構想が、これからの日本には必要です。
「海・空・都市のデザイン」は、そんな状況に向けた、未来デザイン構想です。東京五輪が開催される2020年、あるいはその先に向けて何を準備すべきか、本展は、そのヴィジョンを展望する試みでもあります。
企画・監修:原研哉
膨大なビックデーターと超密なインターネットに取り囲まれているわれわれは、その巨大さと流動性ゆえに、いま何が起きているのか、その全貌を思い描くことができない。原研哉はデザインの領域をどこまでも挑戦的に拡張していく。見えないものを見えるように、複雑で難解な情報を分かりやすく、その構図を視覚的直観に訴えるように巧みに置き換えていく。その意味で優れた翻訳家であり視覚領域の伝道者だといえる。いまを知りたい、未来を思い描きたい、そう思う方にはぜひご覧いただきたい。
展覧会担当:内藤廣
展覧会概略
- タイトル:第708回デザインギャラリー1953企画展「海・空・都市のデザイン」
- 会期:2014年9月17日(水)〜10月13日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 企画・監修:原研哉
- 協力:株式会社竹尾
- 展覧会担当:内藤廣
第44回デザインサロントーク
- 日時:2014年10月3日(金)
午後3時〜:会場ツアー(原研哉が解説をいたします)
午後4時〜:サロントーク - 出演:
梅川智也(公益財団法人日本交通公社理事/観光政策研究部長)、
金子健(国土交通省国土政策局地方振興課半島振興室長)、
原研哉(展覧会ディレクション) - 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度
詳細につきましては、このWebサイトまたはTwitterにてお知らせいたします。