デザインギャラリー1953

第753回デザインギャラリー1953企画展「菅俊一展 正しくは、想像するしかない。」

この度、日本デザインコミッティーでは、第753回デザインギャラリー1953企画展として、映像作家の菅俊一氏による個展「正しくは、想像するしかない。」を開催いたします。

菅氏は、人間の知覚能力に基づく新たな表現の研究・開発を行っているクリエイターです。今回の展覧会では、私たち人間が持つ想像する能力について考察するものです。以下の3つのテーマによって展覧会は構成されます。

1)線の質感・表現を変えるだけで「透過」感覚を作りだす試み。
2)ディスプレイや紙に描かれた顔の視線同士をつないで、空間に線を描く試み。
3)これまで目にしてきた情報を手がかりに、その後どうなるのかを想像させる試み。

それぞれの展示を通し、人間の知覚能力の可能性を実体験していただければと思います。

菅俊一(企画・監修)からのメッセージ

私たちは普段目で見たものを手がかりとして、たとえば止まっている絵を見て動きや時間の経過を感じてしまうなど、頭の中で様々なイメージを作り出しています。今回のプロジェクトでは、この私たちの持つ素晴らしい能力の一端に触れるため、点や線で構成された最小限の手がかりだけで、「透明」「視線による空間把握」「切断による時間生成」という3つのイメージをみなさんの頭の中に作りだす試みを行います。ここに並んでいるのは手がかりだけです。正しいイメージを作りだすには、鑑賞しているみなさんの想像力を使うしかないのです。

展覧会担当 鈴木康広からのメッセージ

菅俊一さんの考察に触れると、ふだんの何気ない「見る」という行為を支えている自分の存在に気づかされる。人間の視覚はカメラのように外部を写すものではなく、対象に自らを映し出す過程そのもの。知覚と認知の隙間に潜む未知なる能力は、個人の体験を通して開発が可能であることを菅さんは丁寧に示そうとしている。

展覧会概略

  • タイトル:第753回デザインギャラリー1953企画展「菅俊一展 正しくは、想像するしかない。」
  • 会期:2019年3月20日(水)〜4月15日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
  • 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 企画・監修:菅俊一
  • 担当:鈴木康広

◎本研究はJSPS科研費 JP18K00218の助成を受けたものです。
◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。

デザインサロントーク

展覧会開催に併せ、デザインサロントークを開催します。

  • 日時:4月1日(月)午後6時〜午後7時
  • 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
  • 出演:菅俊一(映像作家)、岡崎智弘(アートディレクター)、岡本健(グラフィックデザイナー)
  • 参加費:無料
  • 申し込み:不要
  • 定員:着席可能20名程度

◎人数の多い場合はお立ち見になりますので、予めご了承ください。
◎開催時間10分前より会場へのご案内をいたします。