この度、日本デザインコミッティーでは、第748回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「産地との新しい関わり方 AMCC旭川木工コミュニティキャンプの10年」を開催いたします。
北海道旭川市は、木工産業が盛んな地域です。大小さまざまな木工所が多種多様な商品を生産しています。その木工が盛んな旭川に、今から遡ること十年前、「旭川木工コミュニティキャンプ(AMCC)」というプロジェクトが立ち上がりました。楽しく交流しながら「ものづくり」を行う、という緩やかな組織・AMCCでは、「つくる人」「かんがえる人」「うる人」「つたえる人」「つかう人」など、ものづくりを実際に進める際に必要な役割をそれぞれに持ったさまざまなメンバーが集い、木工所の見学、デザイナーと木工職人との交流、自然との触れ合いと自然への理解、などを通じ実商品の可能性を追求し続けてきました。
本展では、このAMCCの活動の十年を振り返り、そこで実践された活動の成果を写真や動画、実際の木工製品などを編集してご紹介いたします。
展覧会概略
- 第748回デザインギャラリー1953企画展
「産地との新しい関わり方 AMCC 旭川木工コミュニティキャンプの10年」 - 会期:2018年9月11日(火)〜10月8日(祝・月)
最終日午後5時閉場・入場無料 - 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 協賛:旭川木工コミュニティキャンプ実行委員会
- 監修:AMCCアーカイブ編集委員
- 展覧会担当:川上元美
◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。
展覧会担当 川上元美からのメッセージ
旭川木工産地の活動が面白い。旭川の若い作り手たちを中心に、東京をはじめ全国から「つくる人」「かんがえる人」「うる人」「つたえる人」「つかう人」が繋がり、全てパラレルに自主運営されるプロジェクトが10年の節目を迎えた。毎年、100人を超えるメンバーがコテージで寝食を共にしてワークショップや様々な体験を通じて、本音で交流する新しいムーブメントの記録である。
デザインサロントーク
展覧会開催に併せ、デザインサロントークを開催します。
- 日時:9月15日(土)午後4時〜5時
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 出演:小助川泰介(2018AMCC実行委員長・家具職人)・萩原 修(デザインディレクター)・日野明子(クラフトバイヤー)・菅村大全(モノ・モノ主宰)・山崎宏(プロダクトデザイナー)
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度
◎人数の多い場合はお立見になりますので、予めご了承下さい。
◎開催時間10分前より会場へのご案内をいたします。
商品販売
展覧会会期中、AMCCをきっかけに生まれた商品各種をデザインギャラリーで販売いたします。
また、展示に連動して、AMCCを支えてきた旭川地域のつくり手による商品をデザインギャラリーに隣接するイベントスペースにて、ポップアップショップ形式で販売いたします。
- 期間:9月12日(水)〜9月25日(火)