この度、日本デザインコミッティーでは、第722回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「伝統の未来|03|会津 めぐみある風景 – 会津木綿・会津漆器」を開催いたします。
日本デザインコミッティーは、60年に亘る活動の中で、さまざまなデザインにフォーカスし、展覧会や生活のための商品を通して、良いデザインとは何なのか、という課題を追求し続けてまいりました。日本の文化の本質を探ることも活動の一環であり、機会があるごとに伝えてまいりました。日本の文化や観光が外国人に多く賛同されるようになった今、私どもの継続してきた活動はさらに重要性を増したように思われます。
2016年秋、松屋銀座8階のイベントスクエアにおきまして、日本の文化の実力や可能性を探る展覧会企画「伝統の未来」を展開いたします。それに伴い、7階のデザインギャラリー1953におきましても日本の優れたデザインや伝統、文化、産業などをテーマにする展覧会企画を連続して展開いたします。
その第3回目の企画展として、テキスタイルデザイナー・須藤玲子が担当する表題の展覧会を計画いたしました。
本展では、会津地方の伝統産業として、歴史ある「会津木綿」と「会津漆器」の新たな可能性を探ります。
デザインの要素を取り入れることで、現代の生活スタイルに求められるプロダクツを探究した成果をご高覧下さい。
展覧会企画 須藤玲子からのメッセージ
福島県のほぼ中央、猪苗代湖の西側に広がる緑豊かな会津若松市。自然の恵みを活用した会津塗り、絵蝋そく、本郷焼き、会津木綿など、今なお愛される工芸品を守り続けてきました。今回の展覧会は、東京造形大学の大学院生が中心となり、2012年から「会津塗り」と「会津木綿」の新たなデザインを模索した取り組みの成果です。ぜひごらんください。
展覧会概略
- タイトル:第722回デザインギャラリー1953企画展
「伝統の未来|03|会津 めぐみある風景 – 会津木綿・会津漆器」 - 会期:2016年2月23日(火)〜3月21日(振・月)最終日午後5時閉場
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 協賛:地場産品魅力向上アートイベント企画委員会、アルテマイスター、東京造形大学
- 展覧会企画:須藤玲子
第53回デザインサロントーク
- 日時:2月27日(土)午後5時〜6時
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 出演:須藤玲子(テキスタイルデザイナー)、森田敏昭(プロダクトデザイナー)、 清家弘幸(ファッションデザイナー)
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度