デザインギャラリー1953

第715回デザインギャラリー1953企画展「越境のデザイン crossing borders」

この度、日本デザインコミッティーでは、第715回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「越境のデザイン crossing borders」を開催いたします。
日本デザインコミッティー、およびデザインギャラリー1953は長い歴史を通じて培われてきた、ある種の “らしさ” が確立されております。700回を超える開催の実績を振り返りますと、所謂、デザインのカテゴリーに適合した内容の展開がその多くを占めてきました。こうした実績は言わば、コミッティーの歴史の延長上でデザインを成熟させていく重要性を考慮した結果ということが出来ます。
今回の企画展は、これまでとは些かことなる新しい方向性を持つものです。新しいものをこのギャラリーに提示することで、 “らしさ” に揺らぎを与えることもまた時代とともに役割が変化していくデザインの姿かと考えました。
そこで、今までの領域ではカテゴライズできない、コミュニケーションやプロダクト、空間やエンジニアリングという領域を横断する試みに焦点を当てた “越境のデザイン” という企画展を永井一史の監修によりご紹介いたします。

展覧会概略

  • タイトル:第715回デザインギャラリー1953企画展「越境のデザイン crossing borders」
  • 会期:2015年5月20日(水)〜6月15日(月)午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場・入場無料
  • 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 展覧会担当:永井一史

出品者紹介

takram design engineering

takramは、デザインとエンジニアリングの両分野に精通するデザインエンジニアを中核に、その周辺に建築家・グラフィックデザイナー・サービスデザイナーといった多様なプロフェッショナルが集うクリエイティブ・イノベーション・ファームです。現在、東京の表参道をベースに、30名ほどのメンバーがさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。takramには、ハードウェアからソフトウェアそしてサービス、スペース、ブランディング、組織の教育プログラムまで、さまざまな企業・ベンチャー・組織から、多様な相談が日々持ち込まれています。そして、プロジェクトが始まれば、組織のチェンジメーカーたちと協力して、創造と変革に取り組みます。縦軸にデザインーエンジニアリング、横軸にタンジブルーインタンジブルという軸をとると、合計で4つのマス目ができます。takramのデザインエンジニアたちは、これらのマス目の間を自由に行き来することができるように経験を積みます。takramのデザインエンジニアたちは各マス目の専門家と専門用語を用いて対等に会話することができ、各要素の相対関係を掴む感覚を備えています。

株式会社トラフ建築設計事務所

鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、ショップのインテリアデザイン、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」など。「光の織機(Canon Milano Salone2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2011年「空気の器の本」、作品集「TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス」(ともに美術出版社)、2012年絵本「トラフの小さな都市計画」(平凡社)を刊行。

(各社webサイトより引用)

第49回デザインサロントーク

  • 日時:2015年5月30日(土)午後3時〜4時
  • 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
  • 出演:田川欣哉(デザインエンジニア)、鈴野浩一(建築家)、永井一史(本展担
    当/アートディレクター)
  • 参加費:無料
  • 申し込み:不要
  • 定員:着席可能20名程度

第715回デザインギャラリー1953企画展<br />「越境のデザイン crossing borders」

第715回デザインギャラリー1953企画展<br />「越境のデザイン crossing borders」

第715回デザインギャラリー1953企画展<br />「越境のデザイン crossing borders」