新聞は早朝、人の手によって、一軒一軒の戸口に届けられる。あまりにも日常化したこの方法について改めて考えてみると、なんと贅沢な行為であると思うが、新聞の責務の大きさを計れば、理に適った、相応しい方法と言えるのではないだろうか。インターネットの普及によって、誰でも一瞬で世界中に向かって発言できる現代 は、誰が、いつ、どこで、何について発言しているのか、情報の品質が問われ、発信場所の意味が問われる。新聞媒体の担う責務は計り知れず大きい。(平野敬子)
展覧会概略
- タイトル:第635回デザインギャラリー1953「第74回毎日広告デザイン賞入賞作品展」
- 会期:2007年4月18日〜5月14日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 共催:日本デザインコミッティー、毎日新聞社
- 展覧会担当:平野敬子