デザインギャラリー1953

第624回デザインギャラリー1953「real 柴田文江のデザイン展」

柴田さんは自分の作品を現実的で実体的といっている。real!、これが彼女にとっての作品の思想だと思う。僕はそう主張する彼女の仕事の中にそれとは逆に〈夢と記憶〉を読み取る。夢とはわき上がる生命の力のようなもの、記憶と原始の時代から心の奥底に沈んでいるDNAの中の記憶と言ってもいい。おそらく彼女の中に引き合う二つのものとして、この「リアル」と「夢の記憶」を受け止めるべきなのであろう。(黒川雅之)

展覧会概略

第624回デザインギャラリー1953「real 柴田文江のデザイン展」

第624回デザインギャラリー1953「real 柴田文江のデザイン展」