JRの無線改札システム”Suica”十数年に及ぶ開発において、プロダクトデザイナー山中俊治の参画が重要なターニングポイントであった。かたちがもたらす心理的な効果について実験と観察を繰り返し、そして導かれた解答が実用化の要となった。今回の展覧会では山中の研究のプロセスをご覧頂きたい。会場にはJR東日本の協力によりSuicaの実機も登場する。(平野敬子)
展覧会概略
- タイトル:第607回デザインギャラリー1953「デザインによる解決 –Suica改札機のわずかな傾き」
- 会期:2004年7月21日〜8月16日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:平野敬子
- 協力:東日本旅客鉄道株式会社、ジェイアール東日本メカトロニクス株式会社