デザインに取り組む姿勢のなかで大切なことは、自分の身体からあまりかけ離れないことだろう。ソットサスがよく言うことだが、「万事を解決してしまうような全体的なイデオロギーなど、ありはしない。」ということである。森豪男の作品は常に森の身体の周辺で展開される。そうした意味において森はインティミスト、内面的作家である。(内田繁)
展覧会概略
- タイトル:第528回デザインギャラリー1953「森豪男の杉の家具」
- 会期:1997年10月8日〜10月27日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:内田繁
- 協力:いわき市森林組合、ウッディクラフト、大山工作所