16世紀に東洋から伝えられた、俗にマーブル紙とよばれる彩色紙の技法が、ジャンニーニ工房で今も受け継がれ、手仕事による本の装丁や文具などに美しいフィレンツェ紙として生きづいている。我が国にも墨流しの和紙が古くからあり、その技法は類似性にも興味が涌く。(川上元美)
展覧会概略
- タイトル:第507回デザインギャラリー1953「フィレンツェ・マ−ブル紙 GIULIO GIANNINIの工房より」
- 会期:1996年4月10日〜4月22日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:川上元美