北川一成のデザインはいつ見ても驚ろかされる。それは作品が極めて現代的であり新鮮な感性に満ちているからである。従来の美学である画面の造形的な緊張感を無視した、意外性と不思議な空気感がある。そしてなんとか納得しすり寄ろうとすると、するりと逃げてしまう軽やかな自由がある。(永井一正)
展覧会概略
- タイトル:第503回デザインギャラリー1953「Graphic 北川一成展」
- 会期:1996年1月17日〜2月5日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一正