家具デザイナー松村勝男君が亡くなってはや1年になろうとしています。その一周忌を機に作品展が開かれることになりました。展覧会に当って彼の仕事を整理一覧してみて、その作品の幅の広さ、数の多さに驚きました。それにもまして、前から感じてはいたのですが、脱脂唐松のむくの直材の構成に見せた造形力、プロポーションに対する素晴しい感覚に改めて感心させられました。家具デザインに対する松村君の情熱を見ていただければと思います。(長大作)
展覧会概略
- タイトル:第444回デザインギャラリー1953「松村勝男の家具」
- 会期:1992年2月26日〜3月16日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:長大作