資生堂は日本の広告界のトップとして常に時代をリードしてきた。そして数々の優れた広告キャンペーンを生んできたが、なかでも天野幾雄の14年間にも及ぶ「インウイ」のデザインはそのクオリティの高さにおいて深く印象に残ってきた。特に近作における天野の際立った個性は現代女性の美を追求する全く新しいデザインワークとして見事に結実している。(永井一正)
展覧会概略
- タイトル:第429回デザインギャラリー1953「天野幾雄INOUI展 1977〜1991」
- 会期:1991年3月20日〜4月8日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一正
- 協賛:株式会社資生堂
- 協力:SONY