色を持つ光の世界、ヤマザキミノリはこの世界をテーマにいろいろな空間で、そのイメージを展開している。光を素材にした作品は、その素材が美しすぎて創造性を希薄にしてしまう。しかし、彼はその素材を新しい創造性に置きかえようとしている。テクノロジーに対して正確な答えだけを求めようとする現代に、そのテクノロジーを曖昧で美しいものに置き換えようとする彼の挑戦は、今、重要な意味を持つ。(伊藤隆道)
展覧会概略
- タイトル:第378回デザインギャラリー1953「ヤマザキミノリのライトアート展 APLYSIA」
- 会期:1987年10月23日〜11月4日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤隆道