昨年のJAGDA年鑑が特集としてCIを取り上げた。この巻末にCIの変換を太田徹也が真剣に取り組んで、視覚的に展開を見せてくれた。これが予想外の好評で、そのためか年鑑が早々に売り切れとなった。今度、この変換をもっと新しく充実させて展覧会をする。この展示をみると意外な人が意外な企業のトレードマークをつくっているのが、とても面白かった。デザイナーも企業家も参考になる珍しい展覧会だと思う。(亀倉雄策)
展覧会概略
- タイトル:第354回デザインギャラリー1953「日本のマーク・ロゴタイプの変遷」
- 会期:1986年5月9日〜5月28日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:亀倉雄策