木製家具の表面や内装には、厚さ0.6〜0.2m/mのつき板が多く用いられており、人工的に木目を均一化させたものも作られております。マンジャロッティはこの技術を発展させて、木目の模造から離れ単板に着色を施し、接着、削ぐ作業をコンピューター制御で繰返し、木の肌ざわりのある様々なパターンを作り出すというアイデアによる素材開発をしました。これを40種類と彼のデザインによる家具への適用例を展示致します。(川上元美)
展覧会概略
- タイトル:第297回デザインギャラリー1953「マンジャロッティのインタルシオ(寄木・象嵌)つき板と家具」
- 会期:1982年10月15日〜10月27日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:川上元美
- 協賛:日東紡績株式会社、Alpi社(イタリア)