今回は、ユニークな陶磁器デザイナー小松誠氏の個展です。小松作品の特質は粘土から焼成までの全行程を自らの工房で実践し、図面を超えた所での陶磁器デザインの可能性を追求している点でしょう。ですから小松氏の作品には、デザイナーの手と心が生き生きと息づいているのです。展示作品は、極めて魅力的な最新作のクリンクル(しわ)シリーズ中心です。是非、魅惑の作品群をご覧下さい。(伊藤憲治)
展覧会概略
- タイトル:第235回デザインギャラリー1953「小松誠CRINKLE –新しい陶器の世界–」
- 会期:1979年3月30日〜4月11日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤憲治