飴状の物体が手の切れるような硬質の物体に変貌する不思議さは魅力だ。ガラス程、手造りとIDの接点を美しくみせるものではない。その接点を磁場として佐藤さんのデザインが燃焼し形成される。佐々木硝子と云う企業体の中で彼が存在し得ることは、若いデザイナーにとって一つの星であるに違いない。今回はその佐藤信泰さん(バレンシャ、デザインコンペ連続受賞)の個展です。是非ご覧下さい。(伊藤憲治)
展覧会概略
- タイトル:第215回デザインギャラリー1953「デザイナーと企業シリーズ6 佐藤信泰+佐々木硝子」
- 会期:1978年1月20日〜2月8日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤憲治