ぼくは横山尚人の仕事の中でCANが好きだ。CANには今までの横山に感じなかった生活感がある。作家とクライアントの出合はドラマだ。横山と東洋工罐との出合が、今度のCAN LAMPへ発展した。個展ではCANの特性を生かした新しい可能性を見せてくれると同時に、横山自身の新たな可能性の発現をも示してくれる。作品はロウコストで、コンパクトで、美しい。(伊藤憲治)
展覧会概略
- タイトル:第189回デザインギャラリー1953「照明シリーズⅢ 横山尚人のCANランプ」
- 会期:1976年8月27日〜9月8日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤憲治
- 協力:東洋工罐株式会社