電柱、柵、木の幹、街路の壁などに掛けられたサインが、目障りになりはじめてから、ほとんど10年もたっていない。まだ闘いは完全な勝利に終っていないが、アメリカン・インスティテュート・オヴ・グラフィック・アーツは〈サイン時代〉を通して、われわれの都市及び田園風景に積極的に貢献してきた、デザイン事務所9社に拍手をおくる。この展示に含まれる作品は、社会的、政治的、経済的及びデザイン上の力が、イメージの内容とサインの形態とを結合させる目的のために協力し、価値ある結果を生み出し得ることを示している。(原弘)
展覧会概略
- タイトル:第157回デザインギャラリー1953「公共サインへの貢献」
- 会期:1974年10月18日〜10月30日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:原弘
- 協力:株式会社竹尾
- 提供:AIGA–アメリカ