〈ゆかた〉は夏の風物詩の一つです 数多くのきもののなかで ゆかたほどはっきり 季節感を感じさせるものはないでしょう しかし伝統のゆかたも新しい感覚と 新しい技術のため 昔の手作りの味わいのあるものが大へん少なくなりました 竺仙は 江戸時代からの伝統の技術を受継いで ゆかたを作っている数少ないお店の一つで 江戸の味を今に残してくれています 型紙自身もすでに立派な芸術品です ゆかたそのものとは別の味わいをご覧下さい(長大作)
展覧会概略
- タイトル:第111回デザインギャラリー1953「江戸ゆかた」
- 会期:1972年7月21日〜8月9日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:長大作
- 協力:竹仙