曲木イスはトーネ・THONETに初まり、すでに19世紀に量産家具の花を咲かせた。秋田木工は60数年の歴史を持つ、日本の代表的曲木家具メーカーであり、東北に多いブナ材を利用し、トーネ型のイスを生産してきたが、戦後、故剣持勇氏等デザイナーの協力により、いわゆる洋家具から脱皮し、日本人の住生活用の標準家具を数多く送りだしている。(松村勝男)
展覧会概略
- タイトル:第104回デザインギャラリー1953「〈日本の家具シリーズ〉秋田木工」
- 会期:1972年3月10日〜3月22日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:松村勝男
- 協力:秋田木工株式会社