〈装置広場〉とは新造語です。これは都市に装置化されたサービス機関としての〈広場〉を提供しようとする積極的な願いをこめた言葉です。これからの広場の特徴は”戸外生活”がもはや屋内生活に劣らぬほどの精度の高い内容を求められていることです。現代人の生活には戸外にも多くの生活の場があり、その生活を高度で綿密なものとするためには「装置」と呼ぶほどの新しい概念に支えられた《道具》が必要となります。〈装置広場〉はそのような考えのなかから典型的なモデルを展示しました。(岩崎信治)
展覧会概略
- タイトル:第61回デザインギャラリー1953「装置広場」
- 会期:1969年8月8日〜8月27日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:岩崎信治
- 後援:住友金属工業株式会社