グラフィック・デザインでは、印刷用紙と版式の選択は、作品のできばえを左右するほど大切なことです。それは決して高価なものを使うことではありません。ハトロン紙に単色のものでも、デザインの表現意図にぴったりしたものならば、効果をあげるでしょう。この展示も、そうした観点から選ばれたものです。今回も昨年に引きつづき、アメリカで選ばれたレターヘッドの新作を、同時にご覧に入れます。(原弘)
展覧会概略
- タイトル:第59回デザインギャラリー1953「紙を生かした印刷デザイン」
- 会期:1969年5月9日〜6月4日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:原弘
- 後援:株式会社竹尾洋紙店