べんとう箱や水筒に代表される、一群の容器があります。台所から食卓へ、お店から出前先へ、家庭から職場へ、人々はたべものやのみものを運びつづけてきました。遊牧や狩猟の生活から今日のドライヴや山登りまで、われわれはあらゆる機会に、たべものやのみものを遠くたずさえてゆく工夫をこらして来ました。この忘れられがちなデザインの一分野に、ささやかな照明をあててみようとした試みです。(勝見勝)
展覧会概略
- タイトル:第11回デザインギャラリー1953「べんとうの世界」
- 会期:1965年1月15日〜2月10日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:勝見勝