この度、日本デザインコミッティーでは、第692回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、 「ローラン・ネイ 橋梁のデザイン展」を開催いたします。
ローラン・ネイは、ヨーロッパを中心に活躍する橋梁のデザインを数多く手がけている実力派の構造デザイナーです。
ネイのデザインは、地形に寄り添い、地域の人々の意向を尊重し、施主の予算や将来のメンテナンスにまで熟慮し設計されるものです。建築家などが所謂「巨大な自分の作品」を作ってしまう考え方とは一線を画し、実質的で無理のない設計を得意としています。
ヨーロッパでの活動が主たるネイ氏ですが、この度、日本法人の開設とともに、アジアでの設計活動をスタートさせようとしています。本企画は、その特徴ある橋梁デザインの数々をご紹介しようというものです。 日本国内の橋梁とはまた違った持ち味を持つ、ローラン・ネイの橋梁デザインの世界をお楽しみ下さい。
展覧会概略
- タイトル:第692回デザインギャラリー1953企画展「ローラン・ネイ 橋梁のデザイン」
- 会期:2013年2月20日(水)〜年3月18日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 会場構成:渡邉竜一(株式会社ネイ&パートナーズジャパン)
- 協力:ルクセンブルク大公国大使館
- 企画監修:川上元美
ローラン・ネイ/略歴
ローラン・ネイ Laurent Ney 1964年フランス・ティオンヴィル生まれ。
リエージュ大学で土木工学を修めた後、ルネ・グレイシュ構造事務所に勤務。
1996年ネイ&パートナーズをブリュッセルに設立。建築と土木構造物のエンジニ として多数のプロジェクトを手がける。代表的な作品は、ナイメーヘンシティブリッジ(鋼製アーチ部を含む全長1.2キロ)、クノッケ歩道橋、スタリール開閉橋、アイドック歩道橋、ズウォレ歩道橋、スメ−デンポート歩道橋、Tachkemoniキャノピーほか。
日本建築家協会(JIA)建築家クラブ金曜の会 トークイベント
2月26日(火)18:30からJIA建築家クラブで、トークイベント【Shaping forces ―構造デザイナーローラン・ネイの思考の結晶】を開催します。
お話くださるのは、ベルギーの首都ブリュッセルを拠点に欧州でご活躍されているルクセンブルクの構造デザイナー・ローラン・ネイ氏。通訳は株式会社ネイ&パートナーズジャパン 代表取締役・渡邉 竜一氏です。
当日、ユーストリームにての配信もいたします。ご参加いただけましたら嬉しいですが、お時間のご都合がつかないようでしたらユーストリームでご覧いただけましたら幸いです。
http://www.ustream.tv/channel/jia-kksk
- 日時:2月26日(火)午後6時30分〜9時
- 会場:日本建築家協会 JIA館1F建築家クラブ
- 参加費:1000円(学生500円)飲食物代等
- 申し込み・お問い合わせ:kinyonokai@gmail.com/FAX:03-5950-0686
- 詳細情報PDF:PDF
デザインサロントーク
ローラン・ネイ氏によるデザインサロントークです。
- 日時:3月2日(土)午後5時30分〜6時30分
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度
詳細につきましては、このWebサイトまたはTwitterにてお知らせいたします。