日本デザインコミッティーでは、第685回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「VITSŒ ディーター・ラムスがデザインした美しい棚」を開催いたします。
昨年秋、日本デザインコミッティーと松屋が運営するデザインのセレクトショップ “デザインコレクション” は、22年ぶりのリニューアルを果たしましたが、この新しいショップで起用された展示什器が、ディーター・ラムスがデザインしたヴィツゥ606ユニバーサルシェルビングシステムです。
このシェルビングシステムは、1950年代にデザインされたものですが、その美しさと機能性からこれまで長きに亘って多くの人々に愛され続けてきました。デザインコレクション売場設計の基本構想をまとめたのは、本企画の担当である深澤直人ですが、深澤もこの棚をこよなく愛する一人です。設計の当初から、ヴィツゥのシェルビングシステムを中心に設計が進みましたが、1955年創設のデザインコレクションには最適な什器であったと多くの人々から賛美の声をいただいております。
本展では、そのヴィツゥのシェルビングシステムの魅力を伝えるため、具体的な使用例、解説、写真などを駆使し構成いたします。
ヴィツゥがなぜ半世紀以上を経た今日も支持されているのかをご紹介したいと思います。
展覧会概略
- タイトル:第685回デザインギャラリー1953企画展
「VITSŒ ディーター・ラムスがデザインした美しい棚」 - 会期:2012年5月16日(水)〜6月11日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 協力:D&DEPARTMENT PROJECT、Vitsœ Limited
- 担当:深澤直人
デザインサロントーク
- 日時:5月18日(金)午後6時〜7時
- 出演:深澤直人(プロダクトデザイナー)
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度
詳細につきましては、このWebサイトまたはTwitterにてお知らせいたします。