今回の展覧会に出展された住宅の写真を見ていて、つくづく住宅とはグロテスクなものだと思った。ナマの肉体がそこで食べたり、眠ったり、排泄したり、時には死んだりするのだから。そのグロテスクさは当然の事であり、充分に予想可能であった。だから、住宅は捨てたものでは無い。おもしろすぎる。(隈研吾)
展覧会概略
- タイトル:第638回デザインギャラリー1953「55houses–西の家、東の家」
- 会期:2007年8月15日〜9月10日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:隈研吾
- 協賛:モダンリビング