Design Gallery 1953

The 141st Design Gallery 1953 Exhibition “Okinawa: Considering Colours in the Environment”

ローカルカラーという言葉は、今では死語にひとしいが、ローカルカラーの喪失こそ、環境破壊の最も見やすい一症状であろう カラー・プランニング・センターは、日本各地のデザイナーや建築家の協力を求め、環境色彩計画の推進に乗り出したが、その第一着手として、海洋博のせまるにつれ、環境破壊の頻発が憂慮される沖縄をとり上げた コンクリートブロックの建築が盛んな沖縄では、湿気どめの外装仕上げに、ペンキ塗装の多様が予測されるだけに、熱帯色豊かな自然環境との調和は、いっそう切実で、焦眉の問題となっている ここに展示された一連のフローチャートは、新しい環境開発の中に、実現可能なローカルカラーの正しい復権を探るCPCの提案である 今回の発表が、活発な反響をよぶことを期待したい(勝見勝)

展覧会概略

  • タイトル:第141回デザインギャラリー1953「環境の中で色を考える–沖縄」
  • 会期:1974年1月18日〜1月30日
  • 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 展覧会担当:勝見勝
  • 協力:沖縄環境色彩懇話会
  • 提供:Color Planning Center

第141回デザインギャラリー1953「環境の中で色を考える--沖縄」

第141回デザインギャラリー1953「環境の中で色を考える--沖縄」