木に憑かれた一人の木職人、ピエルイジ・ギャンダはイタリアを代表する現代木職人である。素材と機械技と手技のバランスのみごとさ。パリ・オルセー美術館、ニューヨークの教会、ローゼンタールの家具、そして、ソットサスを始め、多くのイタリアデザイナーとの仕事の数々。彼は10年前あこがれの日本を訪れていた。そのときの多くの木匠たちの仕事との出会いは、彼の木への執着をより強くするものであったという。(喜多俊之)
展覧会概略
- タイトル:第376回デザインギャラリー1953「現代木職人–ピエルイジ・ギャンダの仕事」
- 会期:1987年9月18日〜9月30日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:喜多俊之