コミッティーメンバーの佐藤晃一氏による展覧会「佐藤晃一ポスター」展が、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて開催中です。
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佐藤晃一氏は1970年代のデビュー当時から、日本的な感覚と未来的なイメージを融合させた独自の表現で注目されてきました。なかでも印刷のメカニズムを最大限に引き出した鮮明な色彩とグラデーションを駆使したポスター作品には、人種や世代を超えた精神性と緊迫した空気がみなぎっています。
今回の展覧会では、「空」をテーマに「佐藤晃一ポスター」と題し、「箱」をモチーフとした佐藤晃一氏の原点とも言える1974年の「ニュー・ミュージック・メディア」から、「空」をモチーフにした1993年の「東京フロンティア’96」を経て現在に至るまで、氏の代表的なポスター約100点を一堂にご紹介いたします。また、激変する時代とメディア環境の中で、今日では絶滅危惧種とも言える貴重な手描きの印刷指定原稿(版下台紙)やカラーチップなど、制作プロセスを如実に物語るアナログメディアも登場し、佐藤晃一ポスターの秘密と魅力を探ります。
また、展覧会に併せ、30年前に『ミュージック・マガジン』誌に連載された24編のエッセイと図版を1冊にまとめた小冊子『佐藤晃一のYES EYE SEE 1982-83』を刊行いたします。
(展覧会概要より)
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会期
2011年5月9日 〜 5月31日(日曜・祝祭日休館)
会場
詳しくは、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)Webサイトをご覧ください。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/