この度、日本デザインコミッティーでは、デザイナー・三澤遥の仕事を紹介する展覧会企画を開催いたします。
三澤は近年、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」、銀座グラフィックギャラリーでの展覧会「続々」などを発表しています。
今回、デザインギャラリーで紹介する新作は、モノとモノ、モノと空間の間に生じる新たな関係性をミクロの視点から探る試みです。一枚の大きな板の上に収められた無数の小さな紙々。ひとつひとつ問いを置くように、考えを収めるようにしてつくられた微細な造形に目を凝らすと、大きな可能性の広がりが見えてきます。
展覧会概略
- タイトル 第760回デザインギャラリー1953企画展「POSIT もしもを置く たとえばを収める」三澤 遥のデザイン
- 会期:2019年11月8日(金)~12月1日(日)最終日午後5時閉場・入場無料
◎11月10日(日)、17日(日)、24日(日)は午後7時30分まで - 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 企画:日本デザインセンター 三澤デザイン研究室
- 製作:日の出工芸株式会社
- 協力:株式会社ショウエイ、株式会社竹尾
- 展覧会担当:永井一正
◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。
三澤 遥プロフィール
ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。
主な仕事に、水中環境をあらたな風景に再構築した「waterscape」、飛行する紙のかたちを研究する「散華プロジェクト」、takeo paper show 2018「precision」への出品作「動紙」、上野動物園の知られざる魅力をビジュアル化した「UENO PLANET」、ロゴの自在な展開性を追究したKITTEやTOKYO BIG SIGHTのVIがある。著書に『waterscape』(出版:X-Knowledge)。