デザインギャラリー1953

第712回デザインギャラリー1953企画展「金沢のデザイン 旦那衆とその継承の力」

この度、日本デザインコミッティーでは、第712回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、石川県金沢のデザインを紹介する展覧会「金沢のデザイン 旦那衆とその継承の力」を開催いたします。
金沢は、16世紀半ば、本願寺が布教の拠点としたことに端を発し、その後、今から約400年前、前田利家が居城を定め、加賀百万石の城下町として栄えました。優れた伝統工芸や日本海の幸を活かした美しい食文化、また歴史が息づく町並みなど、観光都市としても多くの人々から愛されています。こうした繊細で美しい文化を背景に人々の美に対する審美眼が卓抜したものがありますが、本展では、こうした審美眼に培われ長年に亘って優れた商品を企画製造する5つの企業の在り方に焦点を当てます。
それぞれの企業がどのようにデザインを商品開発に取り込んでいるのか、デザインと各社の企業哲学との関係、金沢という都市をバックボーンとして成立する各社の今昔など、企業のトップの方々の考えを伺うことで、金沢のデザインを紐解いてゆきます。
3月14日、北陸新幹線開通に伴い、ますます注目される金沢ですが、そのデザインをご堪能いただきたく思います。

メッセージ

金沢は伝統工芸や芸能など文化的な蓄積を持つ都市である。これは加賀藩の歴代当主の政策によるものであるが、今日に至るまでその意思が金沢の隅々に息づいている。今回取りあげる5つの企業は、いずれも長い社歴を持ち金沢の旦那衆の気質を継承しつつも、不易流行の精神に富んでいる。
展覧会監修・川上元美

展覧会概略

  • タイトル:第712回デザインギャラリー1953企画展「金沢のデザイン 旦那衆とその継承の力」
  • 会期:2015年2月26日(木)〜3月23日(月)午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場・入場無料
  • 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 協賛:金沢クラフトビジネス創造機構
  • 展覧会監修:川上元美

参加企業

石黒商店(骨董)、加賀麩不室屋(加賀麩)、柴舟小出(和菓子)、福光屋(日本酒)、丸八製茶場(加賀棒茶)

第47回デザインサロントーク

  • 日時:2015年3月1日(日)午後4時〜5時
  • 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
  • 出演:福光松太郎(福光屋代表取締役社長)、丸谷誠一郎(丸八製茶場代表取締役会長)、川上元美(デザイナー)
  • 参加費:無料
  • 申し込み:不要
  • 定員:着席可能20名程度

詳細につきましては、このWebサイトまたはTwitterにてお知らせいたします。

第712回デザインギャラリー1953企画展<br />「金沢のデザイン 旦那衆とその継承の力」

第712回デザインギャラリー1953企画展<br />「金沢のデザイン 旦那衆とその継承の力」