この度、日本デザインコミッティーでは、第696回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、 プロダクトデザイナー・喜多俊之が企画する「介護とデザイン」を開催いたします。
日本は、平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードという世界で最も早く高齢化社会を迎えるに至っていますが、それに伴い、介護の問題が深刻化しています。介護を行う担い手の数と高齢者の数のバランスが決して良好と言えない状況下、デザインの力で問題解決に当たろうという動きが頻々してきていることも事実としてあります。今回紹介する企画展のディレクター、喜多俊之氏は、介護ロボットの開発を長年手がけてきました。
本展では、喜多氏がデザインした介護とテクノデザイン等を展示し、介護とデザインの関係を探るべく、その有用性や今後の可能性などを紐解いてゆきます。高齢化社会において、快適な介護環境を作ってゆくことは、必須のものであると言えますが、デザインによってその解決を図ろうという動きを体感していただければ幸いです。
展覧会概略
- タイトル:第696回デザインギャラリー1953企画展「介護とデザイン」
- 会期:2013年7月17日(水)〜8月12日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 協力:マッスル株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社アイ・ディ・ケイ・デザイン研究所
- 企画:喜多俊之
デザインサロントーク
介護は、私たちの非常に身近で見過ごせない問題となりました。
介護する人をサポートする視点に立って計画されたROBOHELPER SASUKEに焦点を当て、開発に関わった喜多俊之、小野由記子の両氏が出演します。
- 日時:7月26日(金)午後6時〜7時
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 出演:喜多俊之(プロダクトデザイナー)+小野由記子(公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会 副理事長)
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度
詳細につきましては、このWebサイトまたはTwitterにてお知らせいたします。