日本の伝統に根ざしながら、現代に息づく様々な装置により、ファインペーパーの魅力を見せるという一点に収斂させた様々なオブジェは、紙の美しさに改めて気づかせられる。叉「箱屋あるいは過剰包装」は、さまざまなデザイナー達が、この問題を逆手にとって、それぞれユニークなパッケージを制作し、見ごたえのある展覧会になったと思う。(永井一正)
展覧会概略
- タイトル:第470回デザインギャラリー1953「紙をめぐる2つの展覧会 竹尾ペーパーワールド’93より」
- 会期:1993年9月28日〜10月25日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一正
- 協賛:株式会社竹尾