注連縄(しめなわ)はもともと、内外の境界や出入の禁止のしるしに引渡す縄を意味していたと言われます。新年には注連飾りとして過ぎた年の穢(けが)れをはらい、来る年の禍が内に入らぬよう門や戸口に飾られます。本来、一筋の縄が、その役目を果たしていたものを私達の祖先は、全国各地で実に豊かな造形を生み出してきました。(長大作)
展覧会概略
- タイトル:第347回デザインギャラリー1953「注連飾り(しめかざり)」
- 会期:1986年1月3日〜1月15日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:長大作