家明治期のマッチは、文明開化の象徴であり、今日のカメラや時計のように、日本の輸出貿易の花形であった。推定、五万種ものレーベルが、無名のデザイナーの手で、当時、デザインされたという。今回は、坂根進氏の厖大な蒐集の一部を展示して、近代日本のデザインのルーツを探ってみたいと思います。(勝見勝)
展覧会概略
- タイトル:第249回デザインギャラリー1953「明治期輸出燐票」
- 会期:1980年2月1日〜2月13日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:勝見勝
- 協力:坂根進