ケント紙による紙飛行機を作り続けている二宮康明氏の白い翼は紙の強度と重量から割り出された性能のよい最適の大きさと形が定められている。氏はこの展覧会に臨んで、「現在の日本人の生活に空を見上げることがあまりにも少なく、とくに未来を支える子供たちには、地上をはなれて時には空にも関心を深めてもらいたいと思い、白い紙の性能のよい紙飛行機がそのきっかけになって次第に夢が大きくひろがって行くこと」を願っている。(森正洋)
展覧会概略
- タイトル:第241回デザインギャラリー1953「二宮康明の”白い翼”紙飛行機」
- 会期:1979年8月3日〜8月15日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:森正洋
- 協賛:子供の科学