家具などのデザインは、作家的な派手な一品制作よりも、地味ではあってもプロダクトデザインの優れた仕事の方が、一般の生活レベルの向上に役立つものであると思います。喜多俊之君はそのようなプロダクトデザインの仕事で良いものを次々発表している若いデザイナーの一人です。大阪とミラノ〈イタリア〉の両方に仕事場を持って活躍していますが、今回は数多くの作品のなかから最近開発した照明器具のシリーズを展示して御覧にいれます。(長大作)
展覧会概略
- タイトル:第207回デザインギャラリー1953「喜多俊之展」
- 会期:1977年8月12日〜8月24日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:長大作