地図はグラフィック・デザインのアルファでありオメガである。最近、日本では新しい空間の記号化をめざして、広義の地図の分野において、次々と画期的なプロジェクトが発表されているが、華やかなデザイン・ブームの蔭で、苦労の多い精密作業に没入している人々の仕事に、注目して頂きたいと思います。なお、これとほぼ同じ内容の展覧会を、いずれ、ニューヨークの近代美術館で開く予定です。(勝見勝)
展覧会概略
- タイトル:第93回デザインギャラリー1953「日本のカルトグラフィー 新しい空間の記号化」
- 会期:1971年8月6日〜8月25日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:勝見勝