茶室おこし絵図は、デザイン思考の道具として、茶道の発達と普及に、大きな役割をはたして来ましたが、建築や造園とグラフィック・デザインの接点としても、改めてふりかえって見る価値があろうと信じます。この度展示しましたのは、有名な楽翁松平定信のコレクションを主体に、その他の名席を加えたもので、数年来、堀口捨己博士監修のもとに、墨水書房が苦心刊行された、きわめて忠実な複刻であります。(勝見勝)
展覧会概略
- タイトル:第53回デザインギャラリー1953「茶室おこし絵図」
- 会期:1968年10月10日〜11月6日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:勝見勝
- 協力:墨水書房