Design Gallery 1953

The 669th Design Gallery 1953 Exhibition “Local Pride in Nagasaki by Kazunori Okamoto: Revitalization of Nagasaki through Design”

第669回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、グラフィックデザイナー・岡本一宣の仕事を紹介いたします。

「美は存在の力」を念頭に、現在進行形型のグラフィックデザインファクトリーにて、エディトリアルデザインを中心に活動されているベテランデザイナーです。岡本氏の膨大な仕事の中でも今回の企画展では、特に「ナガサキ」にフォー カスします。

長崎は江戸時代、出島を設け外国との接点を持つことを公に許された国際都市でした。ヨーロッパ、中国など外国のさまざまな文化を取り込んで独特な気風を形成してきました。異文化との接触、人と人の交流、多様な物の交易などが活発に行われた結果、長崎には魅力溢れる史蹟や文化がたくさん残されました。この遺産を今日に活かすべく、岡本氏は、デザインで地域を活性化し、再生することを試みました。坂本龍馬が長崎に作った「亀山社中」の観光名所としての再生、チャンポンやカステラなど長崎独特の食文化の面白さ、グラバー邸や外人の居留地・唐人町の風情、などなど魅惑に満ちた長崎を多角的に洞察し続けました。そして、その成果、集大成として、長崎の情報を岡本氏の目線で編集したガイドブック「長崎インサイドガイド」がこの秋刊行されます。(発売予定10月上旬)

この展覧会では、「長崎インサイドガイド」の発刊にともない、都市のコンテンツをデザインで再生させた“カタチ”を弊ギャラリーでご確認いただきたいと思います。

□岡本氏がデザインした「ナガサキの観光関連商品」の販売を会期中行います。

展覧会概略

  • タイトル:第669回デザインギャラリー1953企画展「岡本一宣の長崎じまん ― ナガサキをデザインで再生する」
  • 会期:2010年9月17日(水)〜10月11日(月) 朝10時〜夜8時、最終日午後5時閉場
  • 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 展覧会担当:ナガオカケンメイ

第669回デザインギャラリー1953企画展「岡本一宣の長崎じまん ― ナガサキをデザインで再生する」