磯崎新のドローイングは、強くて、劇的で、しかも胸のすくような切れ味の洗練感触を持っている。彼のドローイングは立体構造が主題であることは当然だが、それが不思議と幻想性を持っている。ピーンと張りつめた空間に清涼な色彩と鋭利な角度を持った造型がある。しかも光と影が、美しい詩情をたたえて見る人に迫ってくる。私には、うんと新しいキリコの世界がそこにあるように思われてならない。(亀倉雄策)
展覧会概略
- タイトル:第371回デザインギャラリー1953「磯崎新のプリントワーク」
- 会期:1987年5月22日〜6月3日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:亀倉雄策